をたらん!vol.4 ~コンテンツの街、京都を往く!~
この広い世の中、聖人君子などはほんの一握り、
残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆です。
どうも、大変なご無沙汰をしております。そんな腐れ外道でありかつド阿呆でありたい、をたらんです。
前回の、埼玉・鷲宮に引き続き…、
今回は何と!京都です!
今回もお天気に恵まれ、、、ると思いきや、1時間に1回くらい集中豪雨の後晴れてまた降ってを繰り返す、変なお天気。。。
そんな中、京都駅からスタート!
さて、実は京都と言えば、知る人ぞ知る、コンテンツ産業の日本の中心地。
映画・映像、マンガ・アニメ、ゲーム等幅広いジャンルのコンテンツをクロスメディア展開する「京都クロスメディア・コンテンツ産業特区(Creative KYOTO)」への申請を行っている地域なんです。
http://www.pref.kyoto.jp/noryoku/news/press/2013/4/creativekyoto.html
その一角を担うのが、こちら、京都国際マンガミュージアム
京都精華大学マンガ研究センターが監修した、日本随一の漫画図書館兼博物館です。
中では所狭しと皆一様に漫画を読み漁ってました(笑)
元々小学校だった建物を改修したこの施設、このグラウンドで何かをたらん!のイベントが出来たらなぁと飛び込みで営業をしましたが…、敗北(笑)
でも、負けません!いつかこのをたらん!必ず大きくなって戻ってきてやるんだから!!キラッ☆(笑)
そこから走ること10数秒…(笑)
京都のコンテンツ産業の中心地
さすがにここは飛び込みは出来ず、再度の敗北orz
至って普通の商工会議所といった施設内に負けましたw
と、いうことで、ここから普段のをたらん!を開始となりました♪
今回のテーマアニメは
『四畳半神話大系』
という、冒頭でも登場した森見登美彦さんの小説が原作のアニメ。
元々森見さんの作品が大好きで、私の文章の言葉の言い回しなども、割と彼の影響を受けてたり受けて無かったり?
実は同じように森見さん原作で最近アニメになっている『有頂天家族』という作品もあり、京都市が公式で巡礼マップを作ったりもあって、こちらを巡るべきだったのかもしれませんが、、、読んでも見てもいなくて…(笑)
その巡礼マップがこちら↓
同じように現在放送中アニメ『いなり、こんこん、恋いろは。』という京都・伏見稲荷を舞台としたアニメの巡礼マップも出ており、こちらは実は廻ろうと思っていたのですが…。後述します(笑)
このように、京都府・京都市は、コンテンツ産業の中心地を自負し、コンテンツツーリズムのモデルを積極的に構築する取り組みを推進しているわけです。
ただでさえ寺社仏閣や伝統芸能等、有形無形の文化=コンテンツが豊富にあるところで、正直やはり観光産業的にも大変潤っている京都が、そのコンテンツをクロスマーケティング的に使うのは、まさに鬼に金棒?
ただ、京都というのが余りにも分かりやすいコンテンツを豊富に所有しているということでそう見えますが、日本全国、こうした優れたコンテンツはたっくさん眠っているのであり、むしろ「優れた」って何?と言えるくらい、「住めば都」「訪れれば都」という場所ばかりであると感じるのは、私だけではない筈です。
ここ最近かなりの賑わいを見せる「コンテンツ」という分野。それを自分なりにどう感じ、どう生かすか。それを吸収するための、今回のをたらん!というわけです。
結果、今旅だけでなく様々な情報からの思いつきですが、をたらん!の今後の新展開を、ちょっとだけ思いついたりしたのですよ☆
さてさて、旅日記に戻りましょう。
森見作品の殆ど全ての舞台は京都・下鴨地区だったりします。下鴨~京都大学周辺を中心に話が進むことが、ある意味森見作品らしさになっているようなところもあります(笑)
京都駅~京都国際マンガミュージアムと、京都駅から烏丸通を丸太町まで直進し、そのまま京都御苑へ。
この時間帯は晴れて梅の花とのコントラストが素晴らしく綺麗でした。
しかしこの砂利の直線での向かい風の強いこと…。
この京都御苑の外周も、鴨川と共に京都のランニングスポットになっているということでしたが、今回は観光の意味も含め、苑内へ。あんま走っちゃいけないそうですが、ちょろっとjog(笑)
からの、一番撮りたかったカット。鴨川デルタ。
四畳半のオープニングでも出てくるこのカット、ここまで美しく、でも親しみやすい三角州はなかなか無いのではないでしょうか?(笑)
賀茂川と高野川の合流地点の三角州の先に、下鴨神社、世界遺産の糺の森が見えますね。そして各川のギリギリに見えるこの飛び石、実は某有名アニメの第一期オープニングにも登場する、隠れた舞台だったりもするのです!
♪ Chatting Now ガチでカシマシ Never Ending Girl’s Talk ♪ (Cagayake!GIRLS)
そう、けいおん!の放課後ティータイム(このときはまだ「桜高軽音部」)も跳んでました(笑)
一旦北岸に戻ると、これもまた写したかったこの看板(笑)
コンパを邪魔しようとした「私」と小津を思いだします(笑)
しかしハイクオリティーなアニメでした。四畳半。この看板はトレースなのかもしれませんが。
アニメーション制作はMAD HOUSE。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9
伝統もあり且つ毎年毎年優れた作品を生み出し続ける、私の中での「この会社の作品は見たい!」と思う会社のひとつです。
ちょうど今、書きながら流れてるのが「Groovy!」(広瀬香美;『カードキャプターさくら』エンディングテーマ)というのもまた奇縁(笑)
この鴨川ですが、ランニング方面に目を向けても、やはり「京都で走ると言えば」という、屈指のランニングスポットなことはお馴染み。
こんなランニングマップ?があることも初めて知りました。
2枚目は高野川沿いをちょっと上ってみたところ。ひたすらに穏やかにシャラシャラと流れ続ける川を横目に走る。最高に気持ち良い時間でした。
で、下鴨神社へ移動。
途中出町柳駅裏で、作中に出てくる「下鴨幽水荘」のモデルの一つを探しましたが、見つからず。。。
下鴨神社と糺の森は、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産登録もされています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E9%B4%A8%E7%A5%9E%E7%A4%BE
こちらから入るとまず左手に見えるのが摂末社である河合神社。
『方丈記』の鴨長明のゆかりの神社で、「長明庵」というものが残っています。
そこから小走りでどんどん本殿方面へ。
ここから始まる桜門をはじめとする重要文化財の数々。
やはり京都の寺社の朱色は大変綺麗です。「朱」ですね。深みがあります。
本殿に入り、参拝。私は卯年のウサギちゃんです(笑)
美しいコントラストも見えました。
からの、下鴨神社の定番、末社である相生社にて、縁結びの参拝(笑)
「連理の榊」と呼ばれるご神木が由来での、縁結びの神ということです。
糺の森の空気の中にずっと佇んでいるのも悪くないなという未練は残しながらも、をたらん!というミッションのために、をたらんは走りを再開しました(笑)いざ百万遍!京都大学を目指して!!
と、また出戻った出町柳駅前にて、奇跡的遭遇!1
多分、この度で一番興奮したかも!?(笑)
作品を知る人なら分かって頂けるかと思いますが、自転車が撤去されていたのです!!
これは「自転車にこやか整理軍」だ!!!と、大興奮(笑)
不謹慎ながらも撮影してしまいました(笑)
気を取り直して走り直し。。
時期も良かったですね☆
四畳半~は
「もしあの時違うサークルを選んでいたならば、黒髪の乙女と薔薇色のキャンパスライフを送っていたに違いない!」
というキャッチコピーを掲げた、「並行世界」をテーマとした作品なんです、実は。
主人公である「私」が、
・映画サークル「みそぎ」に入った場合の物語
・樋口に弟子入りした場合の物語
・ソフトボールサークル「ほんわか」に入った場合の物語
・秘密組織「福猫飯店」に入った場合の物語
を並行世界として描いてるのです。詳しい内容は…、ご自身でどうぞ!!(笑)
ですので、こんな風に部活やサークルの看板がズラリと並ぶ季節、まさにピッタリなわけでして♪
百万遍から坂を上り、京都大学裏通りを走って、目指すは吉田神社。
…間違えて変なとこから入っちゃった(笑)
をたらん!では良くある「無駄トレイル」です(笑)
「立入禁止」って、、、こっちから来ちゃったんですけど…(笑)
こんな無駄とか迷ったりも、ラントリップの良いとこです^^
映画サークル「みそぎ」の撮影会の舞台ですね、この吉田神社。
余談ですが、ヒロインの「黒髪の乙女」こと明石さんのフィギュア(good smile company社製)が美麗過ぎて予約購入してしまったことは、遠いむかしのこと…(笑)
http://www.goodsmile.info/ja/product/3026/%E6%98%8E%E7%9F%B3%E3%81%95%E3%82%93.html
ここ吉田神社には、鹿と(笑)、国歌に出てくる「さざれ石」があります。
また、ちょうど巡る神社毎に祈年祭?が行われていた、3月の21日でした。
ちなみに京都には面白い神社が沢山あります。
吉田神社のお隣さんの菓祖神社。
お菓子の神様だそうな(笑)
さすが八百万の神の国、日本!
そこから吉田山を下り、京都大学へ!
写真に写る青年たちに、写真を頼まれました(笑)
青年よ、どうか薔薇色のキャンパスライフを!!!(笑)
アニメの舞台的にはここから琵琶湖疏水へ向かって、という流れですが、ちょっと寄り道。どうしても寄りたかった、アニメ、というか、アニソンの舞台へ。
そう、平安神宮です!
2012年、ここで、水樹奈々さんの、東京マラソンよりも倍率の高いライブが開催されました。
憧れです…。
有名な大鳥居を越えて…
琵琶湖疏水へ。
京都は「古都」として寺社仏閣のイメージが大変強いが、この琵琶湖疏水というものも、歴史的に見て、近現代史的に見て、大変貴重な歴史的意味もあり、また観光資源でもあると思っています。
禁門の変以降、日本の中心が京都から完全に江戸・東京へと移り変わった後、京都が未だにある意味「都」でいられるのは、この疏水のおかげと言っても過言では無いのかなというくらいに。
詳しくはこちらを↓
【琵琶湖疏水】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E7%96%8F%E6%B0%B4
そこから南禅寺も廻ろうかと思いましたが、天気も変な天気で且つ舞台巡りをもっともっとしたかったので、スルー。
琵琶湖疏水工事の貴重な技術「インクライン」のある蹴上の坂を市内方面に右折し、
目指すは一路、三条大橋!
こちらにも、楽しみなものが…。
高山彦九郎正之の土下座像です(笑)
これぞ京都の隠れ名所(笑)
何でも、上洛してから毎日御所に向かって土下座をしていたという男!
もちろん、「四畳半」にも出てきます。
ネットで「京都」「土下座」で調べると一発で出てきますね(笑)
とにかくこの「四畳半」は舞台となる場所が多すぎる!
京都市内だけでも本当に多く、もちろん今回回り切れていないところばかりですが、全部まわろうとすると、瀬戸大橋まで行かなければなりませんので(笑)、かいつまんで、今回は次のポイントで終了。
物語の鍵となる、「カステラ」を作るお店、「大極殿本舗」です。
「私」はこのカステラの食べかけを見つめ、並行世界への気付きと迷いへと進むのです。
もちろん私も、真似て食べる体当たりっぷり(笑)
いやぁ、すっごく美味しかったです!!
ちょっともったいなかった…(笑)
包装紙がまたレトロで素敵で、とっておいてます♪
ここから京都駅へ一旦戻ったのですが、3連休の初日、四条通の人通りが多すぎて走れず、大幅なタイムロスをしてしまったこと、天気が変で体力を消耗して寒すぎたこと、20km以上、飲まず食わずだったことで疲れ切ったのと時間が無くなってしまったことで、やむなく「いなり、こんこん、恋いろは。」の舞台である伏見稲荷へは行けず終いでした。。。
しかし!京都は本当に、全域走りたいと思うくらいの素晴らしいラントリップの街でした!
京都マラソンにも一度出てみたいと思いましたね…。
http://www.kyoto-marathon.com/
まさに名所巡り!!
ということで、結局約24km、総活動時間で4時間程度(笑)
写真、撮り過ぎました(笑)
半ばただの観光ランの今回でしたが、「コンテンツ」という意味において考えることも多く、大変有意義な時間となりました。
やっぱりこういう走りが好き☆
こういう時に、走れる脚を作っておきたい、をたらんでした^^
※今回の記事は「ジョーク、ジョーク、ジョックン」さまの記事を大いに参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
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